入社動機は、
他社がやっていない
「変なことをしていたから」
——今回は菅原さんと若手社員4名との対談を通して、SocioFutureの将来像を探っていきます。まずは、それぞれSocioFutureと出会った経緯を共有していきましょう。最初に菅原さんが当社に就職した動機について聞かせてください。
菅原いい機会だから、楽しい時間にしましょう! では一番昔の話になりますが、私から始めさせていただきますね。
私、菅原は1964年生まれで、バブル絶頂期の1988年に社会人になりました。父の勤務先でもある財閥系メーカーに入れたらいいかなぐらいに考えていたのですが、そんなに甘くなく入れませんでした。理由が東大出身じゃないからと聞かされて、その時なんとなく日本社会の縮図が見えた気がしたんです。会社とはあくまでひとつの所属先であって、自分で実力を付けていくしかないんだということに気付きました。それで歴史ある外資系システム会社の日本NCRに就職して、セールスエンジニアとして活動を始めたのが私のスタートラインです。
——菅原さんは日本NCRに入社して10年ほど経ってから、日本ATMに転籍されていますね。
菅原NCRは営業メソッドがしっかりしていて、相当鍛えられました。今でも私の血肉になっていると思っています。ただ、これは外資系特有のことなんですが、社員を人と見てないところがあるんですね。 来年の売上げが今年より1割下がるという予測が出ると、アメリカ本社から1割人を減らしなさいと指示が来ます。 基本的にその意向に従わなければならず、異議を唱えても、いや、アメリカはこう言ってるから、という感じなんです。
1999年、日本NCRのATM事業が分離独立するらしいという話が聞こえてきました。私は九州勤務から本社に戻り、企画に携わったりして少し自信がついてきたタイミングでもあったので、自分の思いを発言できる世界を体験してみたいという思いから、飛び出すことに決めたんです。ATMを機械として売るのではなく、監視業務をサービスとして提供していくという発想にも、非常に新しい光を感じていました。
日本ATMは発足当時から新しいことをどんどんやろうという雰囲気がありました。当時担当した中では、ATMコーナーにデジタルサイネージを設置し、コンテンツまで一括して提供するという新しいサービスを実現できたことが印象深いです。今、デジタルサイネージサービスは第2ブレークが来ていて、嬉しく感じています。
——社員の皆さんにとって、SocioFuture入社の決め手となったものは何ですか?
中沼日本ATMビジネスサービス業務本部 業務構築課の中沼です。金融中心に就活をしていて、就職サイトで日本ATMが銀行と深い関係にある会社として出てきたのが目に付いて応募しました。他社の面接で、自分の経験や能力をすごく試されている気がして、とてもプレッシャーを感じていたんですが、現会長の中野さんに面接していただき、それまでの会社と全然雰囲気が違うことを感じて、そこが気に入って決めました。今年で入社8年目ですけど、 特に居心地悪いなって感じたことがなかったので、今までずっと仕事を頑張ってこれたのかなと思っています。
鈴木人事総務本部 法務部の鈴木です。 私は、証券会社で営業として働いていたのですが、そこからキャリアチェンジでSocioFutureに来ました。大学時代、主に金融関連の法律を学んでいたので、その法務の知識と証券会社の営業で学んできたことを業務に活かせればと思っています。
吉田営業本部 金融第一営業部の吉田です。メガバンクや流通系銀行向けの新規営業や既存業務の運営をしています。私も元々金融機関や警備会社などに興味があって就職活動をしていたのですが、日本ATMを見た時に、なんかここだけ他でやっていない変なことやっているなと思ったところがあって、それが決め手のひとつになりました。
菅原そのタイミングで当社のビジネスモデルが「変なことやってるな」という雰囲気を感じてもらえたのはありがたいね! じゃあ最後、宇佐見さん、お願いします。
宇佐見ソフトウェアソリューション事業本部 システム開発部の宇佐見です。流通系銀行向けのネットワークの 構築と保守、運用監視のシステム整備全般をやっています。大学時代に消費者を守るための法律を専門に学んだのですが、ATMで不正利用されてお金を盗られた消費者をどう守れるかというテーマなどを勉強していました。就職サイトでATMと検索してみたら、日本ATMが1番上に出てきて、消費者を守るためにこの会社で貢献したいという志望動機で応募しました。自分の学業と合わせて、なにかできるかなと思ったのがきっかけです。
社長も〝さん付け〟の
「風通しの良さ」
——実際に仕事をしてみて、入社前に抱いていたイメージとのギャップはありましたか?
中沼入社するまでは、ATM周りの業務ばかりかと思っていましたが、実際に入ってみたら、ATM監視よりもインターネットバンキングやヘルプデスクの構築の案件が多かったので、フットワークが軽くて、いろんなことにすぐ挑戦する会社なんだなと感じました。
菅原まさにフットワークとスピード感というのは、ベンチャー企業としての当社の立ち位置を表していますし、どんなに大きな会社になっても、忘れてはいけない大事な要素だと思っています。
鈴木入社して驚いたのは、上司の呼び方です。前職では何々部長とか、課長とか、必ず役職を付けていたのですが、当社では「〇〇さん」というふうに、役職名で呼ばないですよね。すごく風通しのいい印象を受けました。
菅原新卒で入った3人からすると当たり前のことだと思いますが、他の会社を経験された鈴木さんからすると、非常に新鮮だったんですね。
鈴木はい。あとは前職でのお客さまに提案するという営業の一連の流れは法務ではあまり活かせないのかな?と思っていたんですけど、上司に「営業は外の人がお客さまですが、法務にとっては、相談に来る社内の人がお客さまだから、そうした思いで対応するように」と言われ、相談に来た人にどんなソリューションを提供すれば満足してもらえるんだろうと考えるようになりました。これは、当社の理念にあるハイタッチなコミュニケーションであり、営業でも法務でも全く同じなんだと思いました。
菅原営業がお客さまと接する時やコールセンターでの電話応対だけがハイタッチであればいいのではなくて、全社員が当たり前のように隣にいる仲間に対して寄り添った対応ができる、これがハイタッチだと思っています。鈴木さんはそれをもう見事に体現されているわけですね。
新たな発想で、新たな経験を
吉田最初、営業は男性の世界というイメージがありましたが、入社したら女性の比率が高く意外でした。また、女性の営業職の先輩が、出産後、皆さん元気に戻ってこられるんですが、他の部署に異動して活躍されていることが多いですよね。
菅原営業はSocioFutureグループの新卒採用では1番大きな枠になりますから、営業で培ったものを活かして、いろんな部署で活躍していただくという環境を作っていきたいと思っています。女性がどんなライフステージを経験しても、仕事への喜びを感じて、継続して働いてもらうことが重要ですし、皆さんにはそのロールモデルになっていただきたいと思っています。
宇佐見元々、消費者に近いところのビジネスに携わりたいと思っていたのですが、 ATMハードウェア関連のアウトソーシング事業で企画、提案、構築する業務は、どちらかといえば法人向けだなと感じていました。けれど、実際には一般のお客さまが使うハードウェアがどうあるべきかを考えて作業していたので、志望動機通りだったと気付きました。今ネットワークをやっているのですが、まさかこの会社で、自分が携わると思っていなかったので、それがギャップであり、新しい経験をさせていただいていると感じています。
菅原ATM監視アウトソーシングやサブスク型のデジタルサイネージは、リリース当時、そうしたビジネスをやっている会社はありませんでした。当社はそのような世の中初というビジネスが多いんです。これからもこの傾向は続きます。
ただなんでもやればいいというのではなく、そこにはリーガルチェックを働かせています。そのうえで、自由な発想で新しいビジネスが作れる会社、これがSocioFutureだと思っています。企画や営業、運用、構築、そして法務も、 新たなアイデアでそれぞれがハイタッチな対応しているから、こういうことができるのだと思います。