SocioFutureはどんな存在であるべきか?
菅原SocioFuture発足25周年ということで、これからの25年 でどういう会社になっていきたいか、若い皆さんの思いを聞かせていただきたいんですけど、いかがですか。
吉田やっぱり 営業なので、当然他の企業と比較されることが多いですから、それを踏まえて、25年後 には他社に恐れられるような会社になって、その中で活躍している自分になれていたらいいなと思います。
宇佐見日本ATM時代は、金融機関のお客さまから、日本ATMに任せておけば安心だねと言っていただけたと思うんですが、今後は金融機関だけでなく、自治体や別の業種の企業にも、SocioFutureなら安心だね、一緒に仕事がしたいねって言っていただけるような会社になっていたらいいなと思います。
鈴木今後、キャッシュレス化も進んでいって、ATMもどうなるかわからないですし、25年後といったら、もう我々が想像もつかないような 社会になっていると思うんですよね。そういった中で、いわゆる新領域で、何々といえばSocioFutureというように、今見えているお客さま以外のいろんなコミュニティや社会からもいい評価を受けられるようになっていたらと思います。
中沼被ってしまうのですが、私も、今ATM監視業務で 60%のシェアを占めていますが、同じぐらいのシェア率を取れるビジネスをもう1、2本 持つ会社になっていてほしいと思っています。最近、 金融犯罪対策の業務も増えてきてるんですが、キャッシュレス化に伴って、犯罪のやり方も変わっていくと思うんですね。それをどう対策していくかを提案できるような会社にしたいと思います。
菅原なるほど、そうですね、今のATM監視くらい圧倒的なシェアを持つビジネスをもう1本、2本と確立していきたいですね。その1つが例えば金融犯罪対策のソリューションという可能性はありますね。ありがとうございます。
人に寄り添う
デジタルの未来へ
中沼日本ATMからSocioFutureとなった25年間で、こういう会社になって欲しいという考えは変わってきましたか?
菅原はい、変わってきていますね。設立当初はとにかくATM監視のアウトソーシングを広げようとやっていましたし、お客さまの業務を当社が共同化して受けることによって、コスト削減と品質向上につなげることを意識した活動をしてきました。今はそこに加えて、我々が解決していかなきゃいけない社会の問題が立ちはだかっているという感覚があります。
端的に言うと、少子高齢化、それとデジタル化です。デジタル化は国力を上げるために進めていくべきですが、ここに追いつけない人たちに対しては、人が寄り添って、デジタル社会を当たり前にしていく必要があると思っています。SocioFutureは、そういうことができるWithの会社であるべきだと本気で考えています。
鈴木少子高齢化だけじゃなくて、 地域の違いによって生じるデジタルデバイドへのアプローチも当社としては考えていくということですね。
菅原はい。金融と行政、そして健康をちゃんとつなぎ合わせて、 これからますます進むデジタル社会を人の力で支え合う世界にしていきたいと思います。SocioFutureがいるから、デジタル化が進んでも、どんなに高齢になっても、どんな地域にいても 、生活を豊かにしてくれるサービスが受けられて、幸福感を感じることができるというのが理想ですね。
まずは他国に類を見ない高齢化が進む日本で、金融、行政、健康の3つの商圏をつないだ仕組みを作り上げれば、海外でも活用できるものと思います。
時代が変化しても、SocioFutureがオープンな風土でチャレンジ精神を持ったベンチャー企業であり続けたいという思いは変わりません。これからもよろしくお願いいたします。今日はありがとうございました!
構成
森 きわこ(もり きわこ)